五ケ浜集落探検
国道402号線沿いにある限界集落。
集落マップ。案外広い。
マップ左、「さかえや」の付近が駐車場になっている。
ここに車を停めて集落内へ。
駐車場の道路を挟んだ向かいはすぐ海が広がっている。
サーファーがわりといる。
浦浜観光案内所。
多分やってない。
入ってすぐに廃墟。
五ケ浜集落は限界集落だけあって廃墟が大量にある。
いかにも集落といった風情の道。
子供の頃の夏休みのような、そういうノスタルジックな感情が湧いてくる。
こういうとこで夏休みを過ごした記憶は特に無いが。
集落や村落、いわゆる「田舎」というような風景を見ると、
特にそういうところへ滞在したことも遊んだ記憶もないのに何となくノスタルジーを感じるのは何故なのか。
「田舎のおばあちゃんち」も無いのに。
うちの祖父母は母方も父方もまぁまぁ街中だ。
自然への飲み込まれ方がスゴイ。
残すところは屋根だけ。
奥の方はあぜ道のようになっている。
廃墟好きにはたまらん集落だ。
八幡様。
ジブリ映画にでも出てきそうな景色だ。
レトロな看板たち。
左から東北サファリパーク・那須サファリパークが一緒になった看板。
おそらく写真館か何かの看板。左隅にかろうじて「写真」の文字が読める。
時計・メガネ宝石の看板。高梨時計店、だそうだ。
最後はカメラ屋。タナベカメラ店、と読める。
一応、名所らしきものもある。
有形民俗文化財、篠原幸三郎家住宅。
お隣、角海浜というところに昔あった「角海浜集落」の家を移築したもの。
江戸時代から続いた村で「越後毒消しの里」として知られていたそうだ。
1607年には250戸もの塩田や家屋があったらしいが、
繰り返し起きるマクリダシという海岸浸食現象によりその数を減らしていった。
この現象により家屋倒壊や埋没を繰り返し、1969年には戸数一桁になったそうだ。
その後、この角海浜において原子力発電所建設計画が持ち上がり、1971年から集団離村が始まり、1974年に最後の住民が去り、完全な廃村となった。
角海浜の海にこのような家屋が沈んでいるかもしれないと思うとロマンを感じる。
少し歩いて集落中央付近。
簡易郵便局、の廃墟。
住宅と繋がっており、駐在所のような感じだった。
ネコを探せ↓
正解はここ
目線をくれた。
まだ成猫ではなさそうな、あどけない顔。
道の奥にもネコ。
近付いたらものすごい逃げられた。警戒心強。
普段は絶対にお目にかかれない木造電柱。
いつ頃から立っているんだろう。
塞がれた階段の奥に廃墟。
一見、ただの林のように見えるが、木塀が見える。
近付いてみると‥
奥に廃墟。
かなり大きい家だった。
子供の頃にこういうところに住んでいたらケイドロがめちゃめちゃ楽しかっただろう。
裏道、小道を駆け抜けて集落内を縦横無尽に飛び回る。
謎の文字が書かれたブロック塀。
駐車場付近ならヤンキーや何かのイタズラだろうとも思うが
わりと集落内部の方にあったため気になった。
こういう何となく隔離された雰囲気を漂わせた集落なり村落なりで
夏休みを過ごし、不思議な体験や少し怖い体験をするような
「ぼくのなつやすみ」的なゲームが出ないものだろうか。
その際 怖い体験は霊現象ではなく、田舎の風習や土着信仰的なものに寄るものがいい。
そんなゲームが出たら毎日やるのに。
五ケ浜集落 探検終了。